横浜『Kahua~relaxing on earth』 山下 美紀 様 インタビュー その4

      2017/06/04

いよいよ横浜『Kahua』山下美紀様へのインタビューも今回で最終回となります。前回に続き、今回は芳香蒸留水について、さらに深いお話をお伺いして参ります!

芳香蒸留水についてもっと教えて頂いてもよろしいでしょうか?


芳香蒸留水とは精油を抽出する際に発生する蒸気を集め、冷やし液体として取り出した透明の水です。そこには、わずかではありますが香りの成分を含んでいます。ですから、非常に良い香りがします。日本では、一般のアロマショップにて商品として販売されていますが、種類も少なく、飲用可能なものではありません。海外のものだと、アルコールが入っていたりと、食用として使いづらいというのが通常です。対して、我々が考えている芳香蒸留水はもっと身近なものです。誰もが手軽に自宅のキッチンで、それほど手間なく作り出せることができるよう、顧問である先生の専門的なご指導のもと、純粋な芳香蒸留水を組成できる蒸留ポットを発案・設計・作成致しました。それを使って芳香蒸留水を作ることを推奨しています。

こちらの蒸留ポットを用いることで、野菜やハーブや果物など、食べられるものであればどんなものからでも、芳香蒸留水を作ることが可能となります。例えば、ポットの中に生姜を入れて蒸留すると、生姜の芳香蒸留水を作ることができます。また、芳香蒸留水を精製した後の素材そのもの(この場合は生姜)を食すことも出来ますし、ポットの底にはほんのり色のついた生姜の水分が溜まります。こちらは、実は栄養成分を多量に含んでおり、旨味の出汁として料理に使用頂くことが可能となります。

このように、果物や野菜などから芳香蒸留水を精製するだけなく、それ以外の部分も使っていこうというのが大きな特徴で、わたしたちはそれをキッチン蒸留の3段活用と呼んでいます。素材そのものを余すところなく無駄なく、取り込むことが可能となります。まさしく「1度の蒸留で3度美味しい」という言葉にキッチン蒸留の特徴が集約されています。

ちなみに、専用の蒸留ポットを使って作った3つの素材は、

アートゥルウォーター(芳香蒸留水)、
アフターアートゥル(素材そのもの)、
アートゥルストック(旨味のお出汁)

と名付けています。

芳香蒸留水は、化粧水として使ったりすることもできます。その他、水に混ぜて飲んだり、サラダのドレッシングに活用したり、お料理にかけて味の変化として使うこともできます。香りの変化を楽しむ食事のアクセント、もしくは生活のアクセントとして使用頂くことが可能ということです。蒸留する素材によっては、身体に対してあまりよくない成分が出てきてしまうものもありますので、それをきちんと見分けられるようになることも、資格コースの中ではお伝えしています。受講された方々が、ご家庭で、ストレスなく、香りのある生活を送っていただくようにできればと考えています。

「日本アロマ蒸留協会」の設立で苦労されている点はございますか?

苦労している点としては、やはり、芳香蒸留水というものが身近なものではなく、初めての資格制度であるということです。それを食に使うということとアロマテラピーという言葉がリンクしずらかったりなどもあります。多くの方々に興味は持って頂けるのですが、芳香蒸留水だけではなく、精製後の食材そのものや栄養価を含んだ水分まで、『全てを生かすことができる』という点をまだまだ上手く伝えきれていないと考えています。アロマを少しでも知っている方であれば、理解もスムーズだとは思いますが、我々の目的が『アロマを全く知らない方々にも取り入れてもらいたい!』ということを踏まえると、その方々にどのようにうまく伝えるかが課題だと考えています。一度講座やセミナーに来て頂いた時に直に説明を聞いて頂ければ、問題なく理解頂けるのですが、そこまでに至ることが難しいため、そのきっかけ作りを考えたいと思っています。

どのような方々が「日本アロマ蒸留協会」の講座を受講されてるのですか?


現在、講座を受講してくださっている方は主婦を中心とした層の方々ですが、2017年度はレストランや料理教室などで使っていただくことで、より具体的で、実践的な入り口を示すことができるのではないかと考えています。ジャンルとしては、どのような分野でも問題はないと思っています。ただ、フレンチなど香りを楽しむことも想定できるジャンルに最も適しているのではないかと考えています。例えば、ハーブや野菜の蒸留水を用いた料理であれば、提供した瞬間にお客様により深い香りを楽しんで頂くことが可能となります。そのような空間を作ることができることが芳香蒸留水の効果ですし、それを楽しんでもらえるようになればと思っています。

もちろん、芳香蒸留水は食事に使用できるのですが、肉や鰹節、さらに異色のところではコーラなど本当に多種多様なものから作ることができます。そのため、例えばその香りで、犬の口を開けさせて歯みがきケアをしてあげたり、食事制限や糖質制限がされている方に香りだけでも楽しんでもらうということもでます。アロマという観点に固執せずに使うことで、医療や介護などの分野でも使用できるなど、芳香蒸留水の可能性は大きく広がると考えています。

今後の活動の方向性や山下様が力を入れていきたいと考えていることがあれば、最後に是非お聞かせください。

現在は、協会を設立して間もないため、そちらを活性化させることにどうしても時間を使わざる得ない状況だと思っています。ですが、今までの通り、Kahuaでの活動にも力を入れ、アロマやハーブの資格を取得したいと考えている方々に対して今まで通りきちんとした環境を提供していきたいですね。

また、資格取得後、今度はその資格をどのように自分らしく生かして活用するのかを悩まれる方が多いのですが、そういった方へのアドバイスやサポートなどもこれまで通り行っていきます。アシスタントの場を用意したり交流の場を作ったりなど積極的に活動を続けていきたいと思っています。

そもそもの私の思いは、「植物の力で心と体の根っこを鍛える」「すべては根っこから」表面だけではなく、心と体の根っこの部分をしっかりと鍛えることが健康で美しくハッピーでいられることにつながりる。それには植物の持つ力を最大限に活用していきましょうということです。自宅でのスクール活動、協会ともに原点は同じなんです。ですから、これからも2つの軸をしっかりと維持し、頑張っていきたいと考えています。

現状から更なる高みに対して果敢に挑戦されている山下様。ただ、その根幹は、やはり家族の方々との繋がりだと、インタビューでお話をお伺いしながら感じることができました。そんな山下様をこれからもI'll beは応援して行きたいと思います。

今回のインタビューのお相手

Kahua~relaxing on earth 主宰
一般社団法人 日本アロマ蒸留協会 理事
山下 美紀 様
所在地: 神奈川県横浜市
最寄駅: 江田駅(サロン)
Web: http://www.kahua-salon.com/
Web: http://atrwater.jp/

 

 

 

 - 横浜市, 習い事