渋谷・恵比寿のポーセラーツ・ポーセリンアート教室『TO BE BEIGE』鈴木 利奈 様 インタビュー その1

      2017/02/24

今回のインタビューは、渋谷・恵比寿のポーセラーツ・ポーセリンアート教室『TO BE BEIGE』の鈴木 利奈 様にお話をお伺いしました。初回は、ポーセラーツの魅力に焦点を充てて、お話をお伺いしたいと思います。

ポーセラーツとは一体どんなものなのでしょうか?その魅力についても教えてください。

【Porcelarts(ポーセラーツ)はporcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせた造語です。】陶器の絵付けには大きく分けて「上絵付け」と「下絵付け」があります。「上絵付け」は出来上がった陶磁器に転写紙や上絵の具を使って絵付けをしていくもの。絵付けをした状態とほぼ近い焼き上がりの色が楽しめるのが特徴です。マイセンやウェッジウッドなど西洋食器の多くは上絵付けで作られています。「下絵付け」は素地に絵付けをし、その上から釉薬をかけて焼き上げるもの。和食器などは下絵付けで作られているものが多く見られます。上絵付けはもともと一つ一つを職人の手によって描かれ、世界中で様々な技法やデザインのもと発展していきました。よくデパートなどで見かける有名ブランド食器が気軽に購入できるようになったのは、大量生産を目的として作られた転写紙が開発されたことによります。 私の所属している日本ヴォーグ社が、焼きもの業界として初のホビー用としての転写紙を導入したことで、『誰でも簡単に絵付けを楽しめるように』なりました。日本ヴォーグ社は編み物や刺繍等ハンドクラフトの会社で、特にポーセラーツの会員数は約7,000名と、最も人気のあるクラフトです。

何故それほどまでに人気が高まっているのでしょうか?

鈴木様インタビュー写真1

近年、美意識が非常に高く、毎日を丁寧に暮らす理想のライフスタイルを実現したいという女性が多くいらっしゃいます。一番の魅力は、やはり自分で作った作品を自分で使えるところだと思います。『使いたい食器を自分自身で作ることが出来て、生活を豊かにしてくれる存在。大切にずっと使っていける。』ことは、本当に幸せなことだなと私自身強く感じています。作った食器で食卓を彩ると、家族の中で男性も興味を持ち、会話やコミュニケーションのきっかけになることもあり、それって凄く嬉しいし素晴らしい魅力の一つだなと考えています。また、気軽に始められる点も良いですね。 私はポーセラーツ以外にポーセリンアートやチャイナペイントも学びました。これらどれもが絵付けを楽しむホビーです。ポーセリンアートは磁器に絵付けをすることそのものを指す言葉です。チャイナペイントはお手本となる絵柄を手描きのみで描いていく上絵付けです。何年もかけてお勉強をすることにより、より完成度の高い絵を描く技術を身に付けていきます。ポーセラーツは、転写紙の貼り方、金彩の使い方など基本技術を学んだ後は、手描きはもちろん、好きなように技術を組み合わせてオリジナルの世界を表現していくものです。お手本に沿って手描きをしていくチャイナペイントはお花の世界では「生け花」(流派によって良い形が決まっていて、その形が美しいと考える)。ポーセラーツは「フラワーアレンジメント」(基本技術を学び、あとは自分で創意工夫をしていく自由な表現)。と考えてみると分かりやすいかもしれませんね。ポーセラーツは、きめられたデザインや伝統にしばられずに、好きなうつわに、好きな色や模様で絵付けを誰にでも楽しめるのが人気の理由だと思います。

どういう材料をもとに作品を作ることが多いのでしょうか?

まっ白な磁器を白磁と呼びます。この白磁をキャンバスに世界に1つのオリジナルテーブルウエアやインテリアを作ります。転写紙を使うと完成度の高い作品を仕上げることができます。上絵付け専用の絵の具で白磁に自由に絵を描いたり、色を付けたり、また、作品に高級感を出したいときは金彩をプラスして装飾することもあります。専用の電気炉で焼成すれば、実際の食事にも使うことができます。

マスターするためにはどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか?

私は一年かけて教えるための認定資格を取得しました。ただ、マスターのレベルは人によるものなので一概には言えません。自分自身のことを申し上げると、一つ一つの作品にこだわりをもって、素晴らしいものにしたかったため、ひとつの作品を仕上げるのにかなり教室に通ったことを覚えています。もともと絵が好きで、西洋絵付けがベースにあったので、自然に技術も相応に習得できたのではないかと思っています。そういう経緯で、私の教室に通っている方には、様々な技法を断片的に伝えるのではなく、魅力を引き出せるよう噛み砕いて理解しやすいよう心がけています。

次回は『TO BE BEIGE』がどのような場所なのか?というところに焦点を当て、色々お伺いさせて頂きたいと思います。

今回のインタビューのお相手

profile

渋谷・恵比寿のポーセラーツ・ポーセリンアート教室『TO BE BEIGE』
代表 鈴木 利奈 様 
店舗名: TO BE BEIGE
所在地: 東京都渋谷区東2-29-7スペランザ恵比寿202
最寄駅: 恵比寿駅西口(東側)徒歩5分
Web: http://www.to-be-beige.com

 

 

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